2008-08-13

「青春のロシア・アヴァンギャルド」 :Bunkamuraミュージアム



なんだか展覧会づいておりますが、昨日もまた、出かけて参りました。今回は渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムの「青春のロシア・アヴァンギャルド」なんっつー、タイトルの催し。
なかなか興味深い展覧会でいろいろな画家の作品を楽しめました。

なかでも私が最も印象に残ったのはグルジアの独学の天才画家ニコ・ピロスマニ。
引っ張って来た右上の画像は彼の≪雌鹿≫という作品(1910年代 油彩、キャンヴァスに貼られた厚紙)。
(c) texts, photos, The Moscow Museum of Modern Art, 2008, Moscow

どう考えても、このテーマは「谷川の流れを慕う鹿のように・・」(詩編42)ですよね。まぁ、そういった解説は会場にはありませんでしたが、信心深かったとのコメントがあり『無名の巡礼者~あるロシア人巡礼の手記』を思い出して、つい重ね合わせてしいました。
とても心惹かれ、迷わずこの絵はがきを購入してきた鹿ちゃんです。


どんな画家であるかというと、ニコ・ピロスマニ - Wikipediaなども参照下さい。
加藤登紀子さんの「百万本のバラ」という歌の中の貧しい絵描きは、彼をモデルとしたものと言われているそうです。
他にどんな絵を描いたかと言うと、こちらこちらを参照下さい。

んー、なんというか、ちょっと Frida Kahloにも通じるものを感じてしまいました。やっぱりこういう系(画風、画家の個性ともに)が好きなんです(^^;

彼の数奇な生涯を描いた映画「ピロスマニ」(1969年)(こちらのblog「ゲオルギー・シェンゲラーヤ 監督作品 『ピロスマニ(1969年 ソ連作品)
」も詳しい)がBSデジタル11チャンネルで六月末に放映されたそうですね。すでにDVDも廃盤となっているそうで(;。;)見たかった・・。
追記:この映画に関して検索していたら見つけたblog記事「音楽の翼に乗って パート・3:映画 不思議な映像・ビロスマニ」100万本のバラのモデル・画家ビロスマニをmemo


結構、Bunkamuraザ・ミュージアムの展覧会は「ツボると濃い&ツボ率も高い」かもしれません(私の場合)。
ちなみに、この展覧会は次の日曜日までです。ぎりぎりで閲覧出来て良かった!誘ってくれた主人に感謝・・。

0 件のコメント: