2009-04-04

スンダル・シングの祈り

・・・わたしは泣きながら、次のようにわたしの霊を神に注ぎ出して祈った。
「わが主なる神よ、わたしのすべて、わが生命の生命、わが霊の霊よ、わたしを憐れんでください。そして、あなた以外からの愛を入れる場所がなくなるまで、あなたの聖霊でわたしを満たしてください。あなたから、生命とすべての与え主であるあなたご自身以外には、何の恵みもわたしは求めません。あなたから世界やその宝、いえ天さえほしがりません。ただあなただけを求め、思い焦がれます。あなたがおられるところが天なのですから。わたしの心の飢えや渇きは、それを生み出したあなたによってのみ満たされるのです。おお、わが創造主(つくりぬし)よ!あなたはわたしの心を、ほかのだれでもない、あなたのためにのみお造りになりました。それ
ゆえ、わたしのこの心はあなたの中以外に安らぎも平和も見つけることができません。わたしの心を造り、また安らぎに思い焦がれる気持ちをそこに植えつけたあなたの中以外には。ですから、あなたに抗うすべてのものをわたしの心から取り去り、中に入り、宿り、永遠に支配してください。アーメン」

この祈りを終えて立ち上がったとき、一つの光り輝く姿を見た。光と美しさに包まれて、わたしの前に立っている姿を。彼は一言も話さなかった。わたしの目は涙でかすんで、彼をはっきりと見ることもできなかった。生命力を与える愛の電光のような光線があまりにも勢いよく彼からあふれ出て、それらはわたしの中に入り込み、わたしの魂を満たした。わたしは直ちに、目の前に立っているのが最愛の救い主dあることを悟った。座っていた岩からすぐさま飛び降りたわたしは、彼の足もとに身を投じた。彼はわたしの心の扉を開ける鍵を手にしていた。そして心の中にある部屋を彼の愛の鍵で開くと、彼は臨海在をもって満たした。わたしが内を見ても外を見
ても、どこにも彼しか見えなかった。
人の心こそがまさに神の王座であり城塞であるということ、そして彼がそこに入って宿るとき天が始まることを知ったのは、その時であった。このわずか数秒間のうちに、彼はわたしの心を一杯に満たし、あまりにもすばらしい言葉を口にした。わたしが何冊本を書いても、それらをすべて書ききることはないだろう。なぜなら、こうした天の事柄は天の言語でしか説明できず、地上の言葉では不十分だからである。・・・・・・スンダル・シング著作集1 序 より

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