2008-10-27

webクリップ♪:オランテ(Orante:祈る人)

「オランテの集い」というカトリックのサイトを見ていたら、
カタコンベの壁画に、手を広げて祈る女性の姿、「オランテ」(Orante)の画像を見ることができます。霊魂はほとんど常に女性として示されます。それは神の前における人間存在の特徴が、女性の姿で表現されるからです。キリスト教最古の祈りの姿勢は、両手を広げた「オランテの姿勢」です。両手を広げることは、暴力によらないことを表現し、平和の姿勢となります。人は両手を広げることによって、自分自身を他者に開きます。それは求めることと、希望することの姿勢でもあります。人は隠れた神をつかもうとし、神に向かって身を伸ばします。神を崇拝することと、隣人への愛はこの姿勢において合致しています。神への開き、つまり神に完全に自分を明け渡すことと、同時に隣人に向かうこととを、分けることはできません。キリストの十字架の姿に示される、これらの二つの方向性の融合は、キリスト教的祈りの新たな深みを、身体において見える形で指し示しており、そのようにして私たちの祈りの中心となる原理を表現しています。
            
とあった。進め方は以下のような感じ。
こころの準備 

まず、祈りに入る前の準備として、音楽と呼吸法を取り入れながら、
こころと体をゆっくり整えることから始めます。

「主イエス・キリスト わたしをあわれんでください・・・」

この短くて力強い祈りを繰り返し唱えながら、主に呼びかけ、
御父のふところのうちに、自分を徐々にゆだねていきます。
               
奉  献

一人ずつ祭壇に奉献の灯りを捧げます。
「わたしは世の光。わたしに従ってくる者は、
          やみのうちをあるくことなく、いのちの光をもつ。」
                          (ヨハネ8・12)
 

祈  り

それぞれが受け取った詩編の短編で、しばし祈ります。

思い返してみると、ひとりで祈るときは(手を伸ばしてとまでは行かないのですが)、胸の少し前くらい辺りまであげて、手のひらを上向きにしていることは多いように思います(バレーボールの様なモノをキャッチする感じのカタチ)。
祝祷の時のように上に上げるのは、私にはまだ抵抗があるんですね。

それとわたしは祭壇にはあまり馴染みはないのですが、キャンドルを使うのってやはりいいなと思いました。
1000000人のキャンドルナイトの影響からか、最近はクリスマス時期でなくとも素敵なキャンドルをディスプレイしたり扱うお店が増えているように思います。

以前は、特に信仰に関しては「形ではないから」と、ストイックにいろいろなものを排除していたかもしれません(その割に実はなっていませんし、変な拘りもありありでしたけど・大汗)。しかし、時を経て最近「受容したい」という思いが自然に湧くようになりました。今なら、こだわりなくそれらを受け取ることができるのかな・・とも思わせられています。
まぁ、そう簡単に折り合いがついたり上手くいかなくともいいのですけれども・・ね。

詩篇で祈るのもいいな。祈りもいろいろ紹介されています。

「オランテ」はラテン語で「祈り」という意味だそう。

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